月初に実家に帰っていた際に、昔渡していたPCが調子悪いと言う事で引き取ってきました。既に新しいPCに移行済みだったらしく、必要なデータなどはすべて移動した後でした。
壊れたPCは、HP Pavilion Notebook PC dv4aと言う機種です。2009年の5月に買って渡したようです。検索して見るとこのモデル同じ壊れ方をするようで、グラフィックチップの半田不良が原因らしいです。経年劣化でグラフィックチップの半田が微妙になり再度半田ボールで付け直せば良いそうですが、自分にはそんな機材はありません。
ライターであぶったり、オーブンで焼いたり、ストーブの前に置いて直ったケースもあるらしいので、とりあえず分解することにしました。このPCやっかいなことに、目的地に行くまでは殆ど全部ばらす必要があります。
症状としては電源を押してもLED類が付くだけで起動しません。大阪ではBIOSまで行っていたのですが、ガラガラに入れて引っ張って帰ったからか振動で完全に駄目になったようです。
分解していきます。バッテリーやHDDやメモリーや無線LANも全部外す必要があります。
最初のキーボードが手間取りました。ネジを外しても簡単に外れません、ちょっと無理矢理下に引っ張る感じで割れそうになりながら、なんとか取れました。
ネジというネジと、フラットケーブルも全部抜くことになります。
液晶も取り外す必要があります。
カバー類を外してもCPUなどは全部裏側にあります。かなり大変です・・・。
なんとかM/Bがはずれました。
ばらした側はこんな感じです。ホント大変ですね。
で、問題のチップがこれです。
ライターはないし、コンロやレンジは家の人の許可が出ないので、ストーブでチャレンジされた方にかけて強力ドライヤー作戦です。
結構長く熱しましたが、途中ドライヤーが壊れると怒られたりです。
チップはかなり熱くなりました。
で、また帰りも面倒ですが、組み立てていきます。が・・・状態変わらず・・・しくしく。ドライヤー程度じゃ駄目みたいです。
やっぱこれしか無いかな・・・。
とりあえず、DDR2のメモリーとHDが手に入ったと言うことで終わりしますかね。にしても一カ所不良で使えないのは勿体ないですね。Athlonにでも差し替えたらもう少し延命できるのに・・・。
荒技が有るそうですから力技も有効なんですね。
毎回ながらノートPCを分解して元に戻せるのはすごいです。