HDMIをSDI変換するコンバーターを買ってみました。Amazonで売っている中国製の物で、2,300円程でした。業務用機器なので、それなりの物を買うと1万円はすぐに超えてしまいますが、中国製の物は凄く安いですね。ちなみにSDIは、BNCケーブルを使ってデジタルで映像や音声を伝送する、HDMIの業務用規格みたいな物です。HD-SDIと言う規格が、ハイビジョンの物になりますが、今回BVM-9045QDに接続するので、480iのSD-SDIと言う物になります。

物はこんな感じで、片方がHDMIの入力になって、反対側がBNCのSDI端子になります。(形は同じで逆方向の物もあります)安い代わりに、スケーリング機能が無いので、SD信号で入ればSDのまま、HD信号で入ってきたらHDのままって言う感じです。この辺り検索してもあまり情報が無くて、最初よくわかりませんでした。デジタル同士の変換なのですが、コンバーターによって画質劣化はあるそうです。

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BNCケーブルも中国製を発注中ですが、到着まで2,3週間かかります。取りあえずピンケーブルを変換して接続します。

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BVM9045QDの背面はこんな感じで、入力がS端子、コンポジット(BNC端子)、RGBかコンポーネント、SDIとなります。

RGBは、複合同期信号のみ受け付けられます。PVMやBVMシリーズでも、セパレートの信号で受けるタイプもあるので、機種ごとに確認が必要です。

PVMとBVMの差はBVMがより業務特化らしいのですが、それぞれ同時に比べてないので、あんまり違いはわかりません。

9インチのPVMだとスピーカー内蔵って事ぐらいですかね。ちなみに出力端子にターミネーターつけてますが、並並マークが入ってるので、オートターミネートらしく、本来は必要ありません。

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そして接続です。最初HDMIから480i(15kHz)の出力方法が、GeforceのHDTV対応モデルで無いと駄目だと思って、Geforce内蔵の機種で色々やってましたが、何のことは無くintelの内蔵グラフィックで設定がありました・・・。

モニター側がオーバースキャンだとはみ出しますが、アンダースキャンでスッキリ合うように調整しています。

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Windows10の場合、モニターのモード一覧で強制的に切り替えれば15kHzが出力出来ます。15kHzで出力は、他に古いGeforce(2xx番台まで)やRadeonで、コンポーネント出力させることで、アナログ入力も出来ます。エミュレーター用に240Pしたい場合でも、HDMIがサポートしてないようで、検索してもアナログ出力させるのしか見つけれませんでした。(デジタルで出力させる方法をご存じなら教えて欲しいです〜)

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インターレス表示になりますが、ビデオを見るにはこちらの方が良いと思います。モニター側のRGBとコンポーネントの切り替えが面倒なので、ビデオを見るにはは、PC経由のSDI入力にして、レトロゲームはRGB入力か、PC-ENGINE等はコンポジットにしようと思います。レトロフリークは、HDMI出力でSD出力設定が無いのでちょっと残念、アナログでも良いので240P出力が出来ればかなり良いのですが・・・。

ビデオを見るにはAmazonプライムを活用していますが、元のソースがSDよりHDの方が綺麗ですね。SDのブラウン管なのに、すぐに判るぐらい差が出ます。SDはデジタル特有のブロックノイズみたいなもの見えるので、気になるかも知れません。これでも、当時VHSで録画した物よりはかなり綺麗なはずですが。

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HDMI出力したPCは、音声出力も持って行かれるので、出力先は切り替えないと音が出なくなります。(うちのBVMはスピーカー未搭載です)

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という感じで、BVMシリーズを今更買う人の参考になればです。

 

ちなみにうちの買ったモデル以降で、裏の入力端子部分が、スロット形式になってるタイプはD2(480P)入力出来るタイプのもあります。ACアダプターが別に必要だったりするので、買うときはそれらも気をつけてください。基本SDI入力+コンポジットだけの物が多くなっていると思いますので、アナログRGBで遊びたい人も、刺さっているボードの種類に気をつけてください。