CREATIVEから発売されたCreative Stage 360のレビューです。2.1chのDolby Atoms/Digitalに対応したサウンドバーです。今回もモニターに応募して選考頂きました。
前回で箱の大きさに驚きましたが、今回は送られてきた箱の大きさに驚かされました。小型の冷蔵庫?って感じのサイズでしたw
早速開梱です。サウンドバー本体、ウーハー、リモコン、電源ケーブル(2本ついていますが、利用は1本です)、光ケーブルと角度調整用の足です。HDMIケーブルは付属していませんでした。
説明書はマルチランゲージで、サイズの割に書かれてることはすごく少ないです。触って覚える感じです。
スピーカー本体は電源とボリューム、入力切り替えです。電源ボタン長押しでBluetoothのペアリングです。このサウンドバーも省電力モードがありますが、入力切り替えボタンを8秒ほど押すとOFF/ON出来ます。
入力端子はHDMIが2つ、ARC兼OUTのHDMIが1つ、後は光入力とBluetooth(SBC)になります。USBはファームウェアのアップデート用らしいです。
CREATIVEの製品となるとPC系の周辺機器に思われるかもですが、この製品自体は、USBスピーカーにはならずオーディオ製品の位置づけなんだと思います。
角度調整用の足はゴム製で、角度を付けたいときに足に被せて調整する感じです。
ウーハーのサイドこんな感じです。STAGE V2のものと外観もサイズもほぼ同じですが、接続端子がこちらはL型になっているくらいで性能的には同等なのかもと思います。サウンドバーでもウーハー無しのタイプがありますが、どうしても容量が大きい方が有利な面もあり、ついてるのとついてないのはガラッと変わると思います。
リモコンです。電池は単四2本が別途必要です。Bluetooth機器のコントロールも可能です。リスニング距離の設定や、モード切り替え。音楽や夜間モードなどの切り替えがあります。夜間は低音を押さえたり、ワイドはさらに広がった音になったりという感じです。
早速Atomsを試していきます。最近PCサラウンドをいろいろ調べてたのですが、PCからAtoms再生は少し手間取りました。先にマイクロソフトストアからDolby Accessのソフトをダウンロードします。ヘッドフォン版のAtomsも試用出来ますが、スピーカーのセットアップもここから行います。
※Dolby Atomsのデモ映像もここからアクセス出来るので、先に効果を試すのも良いと思います。
Soundの設定から接続したSTAGE360をホームシアターとして設定しておきます。PCから見ると画面がもう一枚増える感じなるのでの、スピーカーからのHDMI-OUTを使ってモニターに接続するか、ミラーリングさせるのが良いと思います。
Blu-rayの音声トラックはいくつかの種類があるのでAtomsを選択する必要があります。音声を日本語にするとDOLBY-DIGITALになったりするのもあります。
Atomsのモードになると、本体に表示が出ます。STAGE V2は常に何かが表示されていましたが、360は消灯するようになりました。部屋を暗くするとかなり気になっていたので、ありがたいです。
Atoms自体の感想ですが、2.1スピーカーなので回り込みは正直期待していなかったのですが、ほんとに?って感じで音が回り込んだ感じに錯覚します。距離は近くより、少し離れた方がよりサラウンド感が出るように感じます。
技術的にものすごく進んだ感じです。うちの場合サラウンドが豪華に聞こえて、モニターの方が負けするような気がします。大昔レーザーディスクにAC3端子がつく頃まではサラウンド環境を楽しんでたのですが、今では配線とか這い回るのはNG出されるので久々の体験で映画を見るのが楽しいですね。近所のレンタルなんて気にしてませんでしたが会員になってきました。
そうそう、少し再生に手間取ったことがありました。PCにとスピーカーをつなげていたHDMIのケーブルがHIGH-SPEED対応のもので無いと速度が追いつかずなのかDOLBY-DIGITALになるってのが有りました。Blu-rayの場合、圧縮無しのTureHDで送るので転送速度が足りないようです。デモ動画のストリーミングやゲームだと圧縮したDOLBY-DIGITALPlusで送ってるようなので速度が足りてるようですが。
HDMIの出力もGeforceだと600番台以降でないと制限が出ます。
せっかくのPCなのでゲームも試してみました。XBOXのゲームなんかだとAtoms対応のものが多いようなのですが、PCは以外と少ないようです。少し古めのバトルフィールド1は対応していました。5はサラウンドには対応してるようなんですが、Atomsには対応してないようなんですよね。
最後にストリーミングについても試そうとしたのですが・・・これはPCだと事実上Netflixのみかなと思います。AmazonPrimeVideoは4KのみAtoms対応のものがあるのですが、4K再生はPCでは対応出来ず、FireStickTVやゲーム機が必要だったり、U-nextのAtomsもPCからではAtomsには対応しないようです。Netflixは4Kも見れる月額1,980円のプランが必要なようです。YoutubeもDolbySurround表示は出るもののこのサウンドバーだと何を受信してるのかまでは出ないのでよくわからなかったです。
スマホだとPrimeVideoでも4K見れるのにPCで何で駄目なんて〜と思ったりです。
最後、STAGE360は概ね満足なんですが、Blu-rayの映画が少し古いとDTS-HD対応のものが多いって感じでした。DTSが対応出来ないので、DOLBY-DIGITALになってしまいます。時代的にはもう4KのUHDに移ってる感じですかね。UHDだと対応してるのはさらに多そうです。
後はボリュームが、1に設定しても結構大きいので、PC側でボリューム調整することが多かったです。(特にPCMになったとき音が大きすぎることが多かったです)
そんなこんなでもありますが、STAGEV2のサラウンド対応版で出力が大きくなった物のような感じで、設置もシンプルで手軽にAtomsのサラウンドが楽しめスピーカーです。
動画でも紹介しています。