ここからはプレゼン内容になります。
詳細は公式で後日公開予定とされているYouTubeを見られるのが良いと思います。
責任者の吉原さんの30年に及ぶ、本当に熱いThinkPadへの思いを語られました。
※この10年でこういったイベントに出てこられる方も世代交代したのか、今回は昔から出てこられてた方が少なかった気がします。
30周年記念モデルのTwitterでの抽選やバックの紹介です。
その後は各製品担当の方々が順番に熱い大和魂を語ってくださいました。ほんとThinkPad好きで入社されて、設計が大好きなのがよく伝わりました。
コスト削減で、本当はもっとこういうこともやりたいけどみたいなところまで伝わってきました。
ThinkPad560のWindows95起動とかも有りました。
Foldの設計の苦労話です。折り目部分をいかに綺麗にして強度を保つかの苦労話や、落下の試験のフレーム設計の話がありました。落下試験は実物の衝突試験だけで無く、今風に物理モデルでのシミュレーション設計も交えて、かなりの数を行っているようです。
トラックポイントも年々薄くなってるので、薄いが故の構造的な問題について話されていました。細かい仕組みごとに名前がついてるのとか知らなかったです。
最近のPCの基板はスマホ並みに小さくなってきていますが、それ故に組み立て中に曲がり負荷がかかったりするので基板の一部に金属ガードが入っている話や、低温半田の話がありました。開発した低温半田の技術は、業界全体のCo2削減に貢献できるようにオープンにしていくそうです。
廃熱処理でベンチマーク上げまくったけど、うるさすぎ問題とかもあるので、絶妙なバランスをと言うお話です。
近年では、ファームウェアも攻撃対象になっているのでセキュア対応ががっちり組まれていると言うお話です。もう簡単にMOD_BIOSとかは入れれないとのことで・・・。ちなみにスタートアップのThinkPadロゴの画面もデジタル透かしが入ってるのでアレを書き換えるだけでも起動できないとのことでした。
最初は大学生のひまぅさんのプレゼンです。
もろZ世代の方の話ですが、レトロ機も含め超マニアな方なので一般的なZ世代では無いと思いますがw
今の若い人は、様々なデバイスを使いこなす時代の環境を踏まえながら、求められてる物のお話をされていました。プレゼン資料も話し方もとても丁寧で、日本の未来は〜なんて話もありますが、まだまだ行けるなぁと思うような内容でした。
お二人目はykokuboさんのプレゼンです。
大学関連のお仕事と言うことで学生の方々に布教用?のThinkPadを貸したりしてるそうです。ひよこは最初に見た物をみたいな作戦でって事です。そういえば携帯キャリアの学割も同じ手でしたよね。そのほか学生さんにアンケートを取られてテキストマイニングの結果を出されていました。
小さなお子さんも、今からThinkPadの英才教育と言うことでYouTubeを見せられてるとかw
質疑応答コーナーもありましたが、参加申し込みの際に入力した質問事項を書いた紙をつかみ取りで取り出して答えると言うことでした。
一例だとThinkPadは購入する前に実機を触る機会が少なく、顧客とのタッチポイントを増やして欲しいとありました。確かにZやFoldは物も高いので、実物はみたいとは思いました。
最後はクイズ大会です。正解するのもありますが、押すまでの時間もスコアになる早押しクイズ形式でした。
商品はこんな感じでした。質問はLenovoさんのTwitterで事前に出た問題が多かったので、基本的には早押しって感じでした。何か貰えるのは5人までですが、私は7位と落選でした。スマホに選択項目が中々出てこないので、ちょっとドキドキでした。
今回もユーザー同士でお話しできる時間は少なめでしたが、それでもいくつか見せて頂きました。お相手頂いた方々ありがとうございました。
最後に、お土産を頂いて解散となりました。(もう少し雨がましなら秋葉も回れたのですが)
お土産は、ThinkPadの歴史のカタログ、東京大阪で開催されるThinkPadのイベント紹介のチラシ(トラックポイントで遊ぶシューティングゲームがあるそうです)、30周年記念のストラップと、このイベント限定と言われる初代ThinkPad風のケースでした。
4回目から10年経ってしまったのですが、仕事も忙しい時期が多かったので、ついこないだの様な感じがします。
ここ10年でPCもいろいろパーツ交換して遊べた時代も変わり、メイン基板も非常にコンパクトとなり、液晶もボトムアップで一般機もかなり綺麗になり、部品数も少ないことから軽く丈夫になったなぁと思います。
なんだかんだで、やっぱリアルで色んな機種を見れるのは楽しいですね。