親用にと買ったE520ですが、いざ親元に持って行こうとしたら電源が入らず仕方なく修理に出してそのままうちに残ってしまったPCです。

某掲示板でもE420が突然電源が入らなくなる故障報告がそれなりに入っているので、どこかのロットで不具合があるかも知れません。関係ないかも知れませんが、これと同時期に導入した会社のThinkCenterのM81も大量に電源が入らないトラブルが起きて、こちらの原因はBIOSに使われているチップのロット不良で電源が入らなくなる物でした。おかげでかなりの台数予防交換としてM/B入れ替えてもらいました。

いつ壊れるかわからない感じだったので、とりあえずうちで使うことにして、親には代わりにiPadを渡しておきました。

 

全然使わないまま保証期間も切れてしまったので、そろそろ改造することにしました。

このマシンのCPUはCeleron B810(1.6Ghz)とネットや動画再生には困らないSandyBridge仕様のCeleronが載っています。今回は秋葉の中古屋さんで安く売られていたCore i5 2520M(2.5Ghz)と言う物見つけたので、これと入れ替えることにしました。お値段は7,350円でした。i7 2620Mと言うのが14,800円でしたがあんまり効果が変わらなそうなので、その金額出すならi5とSSDかなと思って安いi5にしました。

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こんな感じです。モバイル系のCPUはコア丸出しだしで、ピンが出ているの昔ながらのCPUって感じですね。CAT20120901205233

 

早速E520のCPU交換方法を検索(笑。こちらの方のページが見つかりました。かなり丁寧に書かれているので、この通りで困ることは無いと思います。(一部無線LAN周りのネジが微妙でしたが、外す所は丸をされているので、そこだけで大丈夫です)丁寧な掲載でとても助かりました。

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まずはちゃんと電源が入るか確認です。これで通算20回くらいしか電源を入れてないかも・・・。

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解説されたとおりに外していきます。DVDドライブも簡単に交換できそうです。DVD-ROMドライブなのですが、こっちもHDを入れてDiskを2台体制にしたいかなぁと思います。

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メモリーはT410ではうまく認識できなかった16GB搭載です。一番使わないノートPCがうちで一番大容量です・・・。

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HDも抜き去ります。元は320GBでX61のお下がりの500GBと交換済みですが、シーケンシャルリードでも80MB/s読めない古い物です。HDスロットの根元の隣にあるスロットは、mSATAも載せれるそうです。

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無線LANのモジュールも抜き去ります。

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キーボードも外します。

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パームレストも外します。ケーブルがついてるのでゆっくり慎重にです。

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expressカードスロットも抜き去ります。

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スピーカーの端子です。このタイプのが抜きにくくて切れそうなので心配ですよね。

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ケーブルの取り回しをシールでやっているところがあるので、ここを慎重に剥がしておきます。

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最後の難関が、M/Bの取り出しです。これが簡単にいきません。ネジが外れているので簡単に取れるのかと思いきや、複雑なはめかたで、結構時間がかかりました。ここが一番難しいです。当然戻すときもすんなりとは、行ってくれませんでした。

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CPUの交換はほとんどバラす事になるので、時間と心の余裕が有るときに行いましょう。まぁ、うちのページ見に来てくれてる人なら日常なのかも・・・

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ヒートシンクを外してCPUが出てきます。

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Core i5に載せ替えです。買ってきた105円のグリスはぱさぱさで使えない感じだったので別の物を使用です。

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この写真を撮ってるときは気がつかなかったのですが・・・。ぜーんぶ組み直して電源入れたらFANエラーでした。この写真見てわかるようにFANのコネクタ抜けたまま入れてしまいました・・・。悲しすぎ。

で、そうとは知らず順調に戻していきます。

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FANエラーが出た時は、やばいので写真も撮らずに電源を切って、また一から同じ手順でFANのコネクタの所まで手戻りでした。かなり苦労したM/Bの取り外しを2回もやるとは・・・。皆さんはやらないと思いますが気をつけてください。がっくり疲れます。

 

で、気を取り戻して2回目の組み立て直しで正常に起動しました。CPUに内蔵されているグラフィック機能が違うので、これらのドライバーを再読み込みます。チップセット周りも認識しない物があったので、Intelのサイトから、あたらしいドライバを拾ってきて当て直しました。

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CPUもメモリーも認識しています。うちのノートPCでは、最強スペックになりました。一番安かったかもですが・・・。

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Lenovoのツールでハードウェアチェックして、貯まってるパッチを当てて終わりです。

 

で、やりたかった動画編集ですが、早速Intel Quick Sync Videoの機能を使ってみましたが、効果絶大です。T410で動画実時間の3倍くらいかけて変換してた物が、ほとんど実時間で終わります。10分の動画に30分かかってたのが10分弱位なので、効果はかなり高いです。もちろん変換後の画質に差はあると思いますが、ほとんどYoutubeに上げる物なので、気にするほど差がありません。7千円ちょっとでこれだけ差が出ると値打ちがありました。IvyBridgeならもっと早いのかなぁ・・・。(しばらく忘れよう)

分解がかなり手間ですが、Celeron使ってる人は交換してみたら良いと思います。(壊しそうな所もあるので、壊れても良い覚悟が出来てる人だけですが)